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同心のみなさんについて色々と語ってきたこのコーナー。 丸1年以上も放置しちまったよ!! てなわけで、また気を取り直してコーナー執筆をするにあたり 「そもそも同心とは何者なのか」…って いやいや、おっしゃるとおり。 しかし、今回、書きたいのは同心のルーツは何か?ということなのです。 新聞のルーツが読売りだったり で、同心のルーツは何かというと… 「足軽」っす。
え~足軽ぅ?
と、思わずダレてしまうのは私だけでしょうか? 手元の資料によりますと そうだよな~ そういうわけで江戸においては同心という職階も、地方に行けば足軽と 現代でも使われる、下っ端クラスのチンピラを「サンピン」という …嗚呼。 だがしかし! それに、足軽という武士とも庶民ともつかない微妙な立場ゆえ まあ、でもそこはヒエラルキー(階層)社会。 「奉行所からこれこれこういう容疑で逮捕状が出ています。 とちゃんと断りを入れなければならず、いきなり捕縛なんかしたら
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オープンキャンパス、という言葉がありますね。 最近では、卒業予定の大学生に、企業の雰囲気を前もって見てもらう 百聞は一見にしかず、と言いますが なんと我らが同心の皆さんの職場である奉行所も、年に一回 その日は、6月7日の中橋天王社の祭礼の日だったそうです。 奉行所で働く皆さんのご家族はもちろん 職場に家族を迎えた同心の皆さんは、ハレの日に正装している てな感じのことが、手元の資料に書かれております。 そんなこんなの楽しい奉行所ツアーは、午前11時にて終了。
それは、将軍さまが紅葉山で能をご覧になる日。 この日は、上は大名から下は一般人まで、将軍さまと一緒に能を見ることが なぜ、能見物の長閑な日に、同心の皆さんが庶民の声に それは、将軍さまが 「奉行所は庶民にどう思われておるのかのー? てな感じのことを、言ったからだとか。 余計なことをーーーー!!! といった同心の方々の心の叫びが聞こえるようです。 |
今までさんざん、同心のみなさんのことについて書いてきましたが 今回は、そんな同心のみなさんのお仕事の現場をいくつか紹介しましょう。 ■定町廻り同心
一般人に扮して秘密裏に捜査を行なう、二重生活な方々。 男は黙って…隠密同心。
これだけ書くと、なんだか町内会の青年団のお仕事のようですね。 だが、しかーし!江戸の町にとって「火災」は大いなる脅威。 更に、この同心の方々には「不穏分子を見廻る」という これは本当にシビア! 火災予防と公安活動を、なぜに同じ同心が受け持つのか? 疑問の消えない、不思議なセクションです。 ■火消し人足改め同心 江戸の華である、この威勢のいい兄さんがた。 今と違うのは、血の気の多い兄さんがたが 「切ってよし」 という点ですね。 この同心のみなさん、いざ火事だ! ■市中取締り諸色調べ掛かり いいですなあ。現代にも、いてほしい方々です。 なぜかは不明ですが、お米の値段は北町奉行
しかし、これらの同心の中で常に懐が潤っていたのは |
お江戸八百屋町。 ムリですよ。 こんな少人数で、過密都市、江戸の治安を守れるわけがありません。 というわけで、今回は、同心の皆さんの手足となって働いていた そもそも、時代劇などでは同心が一人で市中をぷらぷら 現代で言えば、カバン持ち。 ですが、同心の皆さんの周囲には、中間の他にも様々な その代表が、小者や岡っ引きです。 小者というのは、生業を持っていながら 一応、役には立つので、同心のポケットマネーで心ばかりのお給料が これに対し岡っ引とは、同心の家に上がり込むこともなければ そのため、岡っ引や、更にその手下の下っ引になると、誰が誰の こうなると、まさに、ある家ではミィ、またある家ではタマと |
時代劇で、正義の味方に追い詰められ、万事休すの 「ええい構わん。切れい、切れい、たたっ切れい!」 番組終了10分前、このようなセリフが飛び出す確立、ほぼ100%。 そんなわけで、開き直って凶器を手に攻撃してくる相手に 十手、もしくは刃挽き刀で応戦 という形が一般的だったようです。 十手はみなさんご存知だと思いますが、刃挽き刀とは一体…? これは、刃の部分を潰して切れなくした刀だそうです。 ちっちゃーい十手と切れない刀………危っ! 捕り物とは文字通り犯人を「捕り」に行くのであって 凶器を持った相手にそんな道具で…同心の皆様おいたわしや かつて、とあるお城に遊びに行くと「刀を持ってみよう」という 重っ! 想像以上の重さに、こんな物を二本も差していた、昔のお侍さん そんなオーバーな、と思われる方もいらっしゃるでしょうが ステンレスやアルミで出来たヤカンを持ち慣れている現代人が ル・クルーゼの鍋を持ったときの、あの腰にグッと来る感。 あれが、鉄の重さなのです。 というわけで、あの重さの棒が勢いよく振り下ろされれば むしろ、刃があれば、肉をすっぱり切られて済むところを 刃挽き刀の威力は 肉を切らせて骨を断つ! を地でいくぜ。 |
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