今年の恵方は…
って、叫ばせたくなるほど、時代劇の中のマゲは「ごんぶと」です。
かなりな剛毛の方は、あのくらい立派なマゲを載せていたかもしれませんが、実際は、もっと控えめに月代の上に載っていたようです。
マゲの種類にも色々とあり
男らしくキュッと結い上げた「大銀杏」は、お武家さん
後ろ髪をやんわりと結った「町人髷」は、町人というように
それぞれが属する階層によって、髪型も違っていたようです。
今で言えば、お役人は七三、板さんは角刈り(←偏見か?)みたいな感じでしょうか?
では、同心のみなさんはどうだったのかと言えば
二本挿しなんだから、当然「大銀杏」かと思いきや
武家と町人の間をとった「小銀杏」、別名「八丁堀風」という独特のマゲだったようです。
役人のくせに、ブラウン系のカラー入れてみました…みたいな。
どうも、同心のみなさんは、前回の「ミニ羽織」同様
何かと独自のスタイルを作りたがる傾向にあるようです。
で、そんなお洒落な彼らの家には、毎朝、髪結いさんが通ってきて
月代とヒゲを剃って、粋に「八丁堀風」マゲをキュイキュイッと結ってくれていたそうです。
これは、羨ましい。
我が家に、毎朝、IKKOさんが来てくれるようなものです。
一応、その髪結いさんから、市井の情報を仕入れてはいたそうですが…
髪結いさんが持ってくる情報なんて
…でしょ。
ま、ゴシップも大事か。
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