同心のみなさんは、堂々と女湯に入っていたそうでーす。
時代劇などでは、設定の都合上か、自宅にお風呂を持っている
ケースが多いようです。
しかし実際のところは、水が貴重で火事の多かった
江戸という町において、個人でお風呂を持っている家庭は少なかったそうです。
当然、同心レベルは内風呂なしが基本です。
同心のみなさんは、ちゃんとお風呂に入って綺麗に
してから出勤すべし!という素敵な決まりがあったので
彼らは朝からせっせと湯屋に通わなければなりませんでした。
で、混雑を避けるという理由で、女湯に入る
ことが多かったそうです。
通常、女性は朝の支度に忙しいので、女湯はガラガラ状態。
しかし、女性の先客があったとしても、それはそれで
お構いなしだったようです。
ま、それは先客の種類・同心個人の性格、によるのでしょうが…。
うう~ん…何だかなあ。
同心が女湯に入るのは、混雑を避けるためという理由の他に
男湯にいる悪党などが、気の緩みからか
つい重要な秘密を漏らしたり、押し込みの相談などしているのを
女湯から聞き耳を立てて情報収集をする、という理由もあったそうです。
お風呂に入りながらも、ちゃんと諜報活動していたんですよ!
…言い訳っぽいような気もしますが。
でも、いい男さんの同心が、朝、人気のない女湯に
入っている図、というのは考えようによっては色っぽいです。
朝の髪結いといい、静かな朝風呂といい、やはり同心さんは
お洒落さんのようです。
(↑)問題が…あるんだかないんだか、ないんだかあるんだか。
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