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【2024/05/06 01:14 】 |
夢の家賃収入同心
「家賃収入」…いい響きです。
「印税収入」と同じく、魅惑的な雰囲気に満ち満ちています。 

所詮、私ら庶民には関係のない話ですが、今回は
この「魅惑の家賃収入」と同心の皆さんのお話です。 

江戸時代、与力・同心の皆さんは、南北奉行所に行きやすい
ということで八丁堀辺りの組屋敷に集まって住んでいました。 

役目に応じて大小の地所が割り振られていたようですが
その広さ、下っ端の同心レベルでも一人当たり100坪!

 同じ100坪に、町人ならば20世帯近くは放り込まれていた
のですから格差ですね…格差。

昨今の議員宿舎問題が、ふっと頭をよぎらないこともないです。 

100坪も土地があれば、家1軒建ててもまだ余りあるってことで
中には、その余った土地にもう1軒家を建て、そこに町人を
住まわせて「家賃収入」を得ていた同心の方もいたそうです。 

ですが、お役人たちがお住まいになる「組屋敷」の敷地内に
一般の町人が住む、というのは具合が悪いというので
町人は町人でも、医者や儒者に間貸ししていたようです。 

マジに格差です。 

でも、この事実を踏まえますと「八丁堀の七人」において
仏の八兵衛さんの家に骨接ぎ医の弥生先生が住んでいたのは
ある意味、おかしくないのですね。

「妙な設定だな…」と思っていましたが、男女云々は別として
そういうシチュはあり得たわけです。 

ところで…
江戸名物を表す言葉に「伊勢屋稲荷に犬の糞」というのが
あります。
「伊勢屋」の屋号、「お稲荷さん」、犬の糞など江戸に多いものを
言ったものですが、その八丁堀バージョンがこちら。 

「儒者、医者、犬の糞」 

「犬の糞」だけは、どこにでもあったんですね。 

そういや、最近、見ないな~…犬の糞。

あ、飼い主さんがちゃんと始末しているのか!

 兄上の本音?
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【2007/08/08 23:15 】 | 同心の生態
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