忍者ブログ
  • 2024.04«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 2024.06
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/05/19 07:52 】 |
縛りのプロ同心

同心の方々の大事なお仕事の一つ。
それは、悪人を「お縄」にすること。
つま~り、縛ることです。

というわけで、今回は同心の方々の「縛り」に対する
並々ならぬこだわりについてのお話です。

そもそも同心は「相手の片手さえ取れば、たちまち捕縛できる」
と言われるほど、巧みかつ効率的な捕縛術を会得しており
それには流派すら存在していたようです。

ちなみに、手元の資料には「方円流捕縛法18種」というものが
図入りで載っていますが、モノによっては、縛られた人が
「贈り物」みたいになっています。
ひょっとしたら、身分の高い人を縛る場合の方法なのかも
しれませんが、こんな飾りみたいなもの付けられても、縛られる側
としては嬉しくともなんともないでしょう。
むしろ、精神的にはかなり大きなダメージを受けそうです。

さて、捕縛に使う道具といえば縄ですが、それにも
いくつか種類があったようです。
赤・白・青・黒と色もカラフルで、一説には季節によって
使い分けたと言いますが、「捕縛」に季節感持たせて
どうしようと言うのでしょう。

「実際は、そんなことには構っていられなかったと思われる」
と、専門家の先生もおっしゃっています~。

ですが、北町奉行は白、南町奉行は紺、などという区別
はあったようです。

ところで、一言に「縛る」と申しますが、実際、本当に
縛り上げるのは、ほとんどクロであることが分かっている
容疑者や、牢に入る者、自白した者で、まだ刑が確定
していない者や取調べ前の者に対しては、結び目を付けずに
「巻く」もしくは「からげる・とりしめる」としていたそうです。

これは、現在のニュースなどで、手錠の掛かった映像にモザイクを
掛けたりするようなもんなんでしょうかね。

そういう相手に縛った結び目の跡をつけるなんてことは
「縛りのプロ」としては、恥ずかしいことだったそうです。

…五十歩百歩だと思うのは、私だけでしょうか。

シュミレーション中
お狐さま、好きこそ物の上手なれ、よ。頑張れ!

PR
【2007/12/02 16:04 】 | 同心の生態
前ページ | ホーム | 次ページ

忍者ブログ [PR]